伊平屋八景+2

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念頭平松

念頭平松

日傘を張ったような枝が広がる、県天然記念物。今から約500年前、古琉球の世の正徳23年、国吉伊平屋比嘉地頭の時代に植えられた、今のこの松よりも美しい松がありました。
兄松と呼ばれ愛された巨木でしたが、あるとき隣の伊是名島の山太築登という者に盗伐されてしまいました。
彼は聖なる松を伐った崇りで病気になり、亡くなったと伝えられています。
その後、山太築登の弟や親類が「兄念頭松を伐ったおわびに」と植えたのが、現在の念頭平松。
この松は兄松に劣らぬ美しい枝振りで、島の人々の手厚い保護の下、昔を凌ぐばかりの巨木に成長しました。
平成6年、周辺一帯が「念頭平松公園」として整備され、平成28年には国の特別天然記念物に指定されています。木陰に寄り添えば、伝統の息吹きが聞こえてくるようです。

クマヤ洞窟

クマヤ洞窟

全国に数多くある「天の岩戸伝説」の、これは最南端地。
日本発祥の地は沖縄だ!という大胆な説をとなえたのは徳川時代の国学者・藤井貞幹で同時代の高名な学者・本居宣長とは大論争をかもしています。
「神武天皇は琉球の恵平屋島(ゑへやしま)に誕生あそばされたり」という藤井説の根拠がこのクマヤで、現在もたびたび国学関連の大学の研究機関、沖縄史跡研究者が調査に訪れています。
伊平屋島にたゆたう太古の時間と大自然の中では「ここから全てが始まった」いわれれば、素直にうなずける気がするから不思議。
歴史・民族ファンならずとも必見のマジカル観光ポイント。
昭和33年、県指定天然記念物。

クマヤ海岸

クマヤ海岸

天の岩戸伝説のクマヤ洞窟の下にあって、世が世なら神々の水浴びの場であったかもしれない。
天照大御神が岩戸に隠れたとき、神々が夜を徹して騒ぎ続けた場であったのかもしれない。

クバ山

クバ山

見事なクバ美林に囲まれた山で、県指定天然記念物。付近の景観は「白い砂浜・青い空・透き通る海に、目にしみる緑のクバ林」という自然のぜいたくなコントラストが楽しめる絶好ポイントです。
ちなみに、琉球舞踊の一流どころが小道具で使うクバ笠は、ここで取れる良質のクバの葉で伊平屋の名人が編む特注品だそうです。

潮下浜

潮下浜

クバ山の裏側にたたずむ美しいビーチ。
昔の島のデートコースだったらしい。
海の美しさと静かなたたずまいは、現代に於いても十分デートコースとして耐えうるものに違いないし、観光客の期待にも応えてくれるはずである。

腰の平松

腰の平松

腰岳遊歩道を5分ほど歩いたところの小高い斜面に自生する琉球松。

米崎海岸

米崎海岸

伊平屋で最も美しいとされるビーチ。
温水シャワーを完備した本格的キャンプ場が隣接されております。
南国の太陽いっぱいに晴れた日は、みごとなほど透き通った海を見ることができ、これだけでも伊平屋に来た価値があります。

ヤヘー岩

ヤヘー岩

海岸から50mほどの沖合いにそびえる岩山。
釣りの絶好のポイント。

神アシャギ

神アシャギ

昔から神事にかかわる神聖な場所。
現在でも伝統的神事や祭りの際には使われている。

野甫大橋

野甫大橋

伊平屋島と野甫島を結ぶ橋。
現在の橋は2代目です。

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